らっくる・びーくる機械の心

函市電 9601 号らっくるさん実車


函館市交通局9600形「らっくる号」
アルナ工機(現アルナ車両)が開発した超低床軌道線専用車両「リトルダンサーシリーズ」のタイプC2。2007年3月デビュー。一般公募で「らっくる号」という愛称が付けられている。

地面から床までの間隔は、最も低い地点で360mmで、お年寄り・車椅子利用の乗客に優しいバリアフリー車となる。

雪をイメージしたスノーホワイトと、函館山から見た夕暮れへ移ろう町の色をイメージしたイブニングブルーパープルを纏う。



普段はネットにつなぐと真っ先にpixivへ向かう私ですが、現在メンテで入れない状態。というわけで、描きあがった絵を珍しくこちらで先に上げてみます。

リトルダンサーシリーズは、全国各地の路面電車で盛んに活躍する超低床車シリーズで、中でもらっくるさんは一族の中では最北で活躍しています。
それまで単行、または3車体連接となっていた一族の中で、らっくるさんは2車体連接車。ちょっと小柄なイメージから、彼女の心は幼めに仕上げてみました。

帽子の局章が実際のものと全く異なってますorz

実はこのらっくるさん。キャラデザ自体は1年近く前からあった子です。
私が人の絵を描き始めたのは去年の9月ごろ。その後、修学旅行で函館を訪れた際に会ったのがらっくるさんでした。
地元に戻ってから描き起こしたラフを先日発掘したので、当時のそれを基にリメイクしてみました。頭のリボン以外はほぼラフのままです。

…元ラフは上げませんけどねw
今じゃとても見てられませんorz

ボツカットだけどねー。

ボツカットだけどねー。

当時のラフは色無なので今回カラーで起こしてみたわけですが、脳内のカラーイメージの通りに塗っていると、時々完成時に目指す印象と違ってくることもよくあることです。

そんなときは、たいてい簡単にそのキャラを描き下ろしてそこに試し塗りしています。
今回、らっくるさんの髪の色は青で塗る予定だったのですが、髪以外を先に塗っていくと髪はそのまま白でも良いような気がしてくる
元々冬には雪の積もる町を行く子であり、実車のキャラデザも雪をイメージした白を地に配しています。

かといって、予定通り青で塗った場合も気になるわけです。
そんなときの簡易カット。
それが上の蒼髪らっくるさんです。

その結果を見て、らっくるさんは白髪になったのでした。

以上、普段はあまり明かさない舞台裏事情でした。
さて、そろそろメンテも終わったかな?