January 2014

明るい食堂車の心――スズシロ

357-15 スズシロ

■「いらっしゃーい。何にする?いつも通り? あっ、こないだいいお出汁が入ったんだ。和食にしよっか!」

■スズシロ・ミヤツカサ(宮司清白)
シエルブリーク357番編成に2両連結される食堂車の一人、RP616 41号の心。あだなは『スズさん』。
三等座席車CP532 896号として生まれ、時空警備を司る『海上公安隊』の軍港を抱える町・ミヤツカサの管理局に配備。同局の所管する急行で活躍した。その後、ミヤツカサ局内で旧式客車を対象に食堂車への転生募集がかけられた際に一番に志願し、現在の車体を得た。

10年前の異動でシエルブリークへ転籍。以来ずっと357番編成の三等車側で食堂車として活躍している。転生前から料理好きのおてんば娘で、現在も持ち前の明るさを生かして乗客と深く交流しながら料理をふるまっている。


食堂車としての彼女はお客から『清白軒』と呼ばれ親しまれている。
軍港の町というだけあって、一番の得意料理は肉じゃがやカレーなど海軍ゆかりの料理が多いが、苦手な料理はなく和洋中何でも作って見せる。
RP616形はもともと本格的な調理設備を持たない『軽食堂車』いわゆるビュフェ車の一形式だが、スズシロがこの車体を選んだのは『お客さんと明るく会話しながら料理をふるまいたい』から。
設備はコンロやオーブン等本格的な食堂車とほぼ同等の設備を特注で揃えたほか、空間拡張の魔術を利用して本来はない屋根裏部屋を設置。ここにパン窯等を置いて自家製のパンや燻製・漬物などを作っている。

機械の心も社員として認定されるRSCRでは心にも日本円換算20万円程度の月給が支払われているが、彼女はその給料のほとんどを自車でふるまう料理の食材や調理器具に使い込んでいる。料理は仕事にして趣味にようなもので、彼女にとってはそれが満足。
運用中はほとんど休みなくキッチンに立ち、お客のために腕を振るう。

357-15 スズシロ実車

■RP616形
全長:20m
全幅:2.9m
全高:3.9m

RSCR中型客車のベストセラーとして一部地域で現在も増備が続く10系の一形式。車体中央にカウンタータイプの簡易キッチンを備え、おもに軽食を提供することを前提とした軽食堂車(ビュフェ)である。
もとは地球世界・日本国有鉄道で廃車されたオシ16形がRSCRに転入したのが始まりで、大きな活躍をできずに終わった元世界での悲運とは裏腹に、様々な形態で営業運転している。

スズシロのように旧型客車を台枠利用で転生させたグループが中心だが、完全新造車も在籍する。


上述の通り、スズさんは国鉄10系の食堂車の一形式、オシ16形に相当する車両です。
主に寝台急行「彗星」などに連結され、ベットの設営中に行き場がなくなる乗客のために用意された「サロンカー」という立ち位置で登場しました。
発想こそ斬新な軽食堂(ビュフェ)客車でしたが、その用途上営業時間は長くなく、それ故効率もいまいち。
そんなわけで、せっかく転生したはいいものの国鉄での活躍は長続きしなかった悲運の形式です。

リオストではカウンタータイプの内装を生かし、心自身の創意工夫で千差万別の活用ぶりを見せています。
たとえば、正規の食堂車の隣に連結して喫茶車としたり、夜間を中心にバーとして営業したり。
お昼は喫茶でゆったり。夜は軽く一杯飲んでから食堂でお食事…といった使い分けも楽しめます。

食堂車の心が自車の内装や味をプロデュースすることがほとんど通例になっているリオストの食堂車たちの間では、オシ16のはアレンジによって他にない食堂車になれるということでなかなか受けている様子です。

そして、乗客はそれらのサービスをすべて運賃の範囲内で受けられるわけです。
食堂車目当てで連界鉄道を追う世渡人もいるのだとか。

世にも珍しき双子の心――セピア&ルピア

357-14 セピルピ

■「セピア、今日は何して遊ぶ?」「おねえちゃんがいいなら何でもいいよー♪」

■セピア(右)&ルピア(左)・シエルブリーク
サニーとルナ、オルカとナナのように重連固定編成の機関車や同時製造された同形式の車両に宿る心は双子となることが多いが、1両の車両に二人の心が宿り双子となることは極めて稀で珍しい。セピアとルピアはシエルブリーク357番編成三等車・CP631 28号に宿る双子の心である。常に二人セットで行動し、あだ名は『セピルピ』。どちらか片方で単独行動を始めると隕石が降って来るとも。

セピアは年相応の大人びた性格でしっかり者。妹であるルピアが大好きでもっと頼られたい。前髪で目が隠れる髪型だが、髪を上げるとルピアと瓜二つである。
ルピアは歳に似合わず甘えん坊。姉であるセピアが大好きでもっと頼りたい。セピアが良いと言えばルピアも良いと言う。

初期車が既に新世代の系列に転生している旧式客車で、二人も実年齢は還暦をとうに過ぎているため、次に宿る客車形式のカタログが届いている。もし転生するならセピアは「すらっとしてかっこいい三等車」、ルピアは「夢はでっかく一等車」になりたいらしい。

357-14 セピルピ実車
■CP631形
全長:17m
全幅:2.9m
全高:3.9m

木造車は軽量かつ安価で製造できるものの、強度に不安がありひとたび事故に遭えば凄惨な被害が出る。
このため、強度のある鋼製車の開発が進められることとなり、初めて完成した鋼製客車系列が31系である。
CP631形はその基幹形式で、かつては普通から急行まで幅広く活躍した。

その後の客車大型化や新系列の登場、そして本人たちの老朽化などから勢力を弱め、現在も優等列車向けに活躍する車両は少数となりつつある。


国鉄が初めて製造した鋼鉄製客車オハ31形に相当する車両です。1両が大宮の鉄道博物館で保存され、いつでも会いに行くことができます。
国鉄では昭和40年代ごろに旅客列車から退き、それ以降は事業用車として一部車両が国鉄末期まで生きながらえたようです(まぁ、こっちの世界で生きながらえなかった人はリオストに来て31系に編入されてるんですけどね……!w)
時折Nゲージなどで31系で統一された戦前東海道線の優等列車セットなどを眺めていると、彼女たちで統一された優等編成にも憧れたりするものです。

そんな戦前の国鉄を代表するこの形式はまだ17mの小型車。
なので、セピルピも還暦ぶっちぎりのベテラン車ですがサイズ相応のロリっこになりました。
小型車=ロリです。

ロリなんです!!\^q^/(だまれ


次は何度か既に紹介している食堂車のスズさんをご紹介します。

先輩三等車の心――ウィルマ

357-13 ウィルマ

■「私はいつでもここにいるから。何かあったら訪ねておいで」

■ウィルマ・シエルブリーク
シルファに次ぐシエリス357番編成三等車、CP543 7102号の心。
オルカとナナが新造配置されるまでは三等車の先頭に立っていた先輩格で、アリエスを始め一等車組とは10年前の大異動よりもまえから同じ編成を組む同僚のような存在だった。そのため、その当時の編成の様子をよく知っている。
リエールやシルファが転入してきてからも四人になにかと世話を焼いてくれるお姉さん。

357-13 ウィルマ実車

■CP543形
全長:20.0m
全幅:2.9m
全高:4m

急行から普通まで使用できるように設計されたベストセラー汎用客車の一形式。
それまで板張り座席だった三等座席をモケットつきのものに変更するなど、客車列車の居住性を大幅に改善した功労者である。

三等車だけでも約8000両が在籍するほか、RSCRで運用される用途の客車は一通り揃えられており、全形式を合わせると10000両をゆうに超える一大勢力をなしている。
新型客車が続々台頭する中、現在でも各路線で活躍中。


357番編成全員紹介、続けます。
シルファの次に連結されるウィルマ姉は、国鉄客車の主力をなし、現在も保存車が営業を続けているスハ43形に相当する車両です。
国鉄のいわゆる旧型客車の一勢力として、かつては全国どこでも見られた形式です。
この人たちを使用した長距離普通列車。一度乗ってみたかったものです。

現在では、JR北海道・東日本や大井川鐵道・津軽鉄道などに残り、イベント列車などに活躍しています。
とりわけJR東日本の高崎車両センターに在籍する車両は、手動ドアの施錠装置やトイレの洋式化+タンク設置(オリジナルは垂れ流し式です´□`;)・最新のデジタル無線を装備するなど現代の安全基準にのっとった『近代化改修』を加えたトンデモ旧型客車になっています。
昔ながらの客車を基準にするといささかキモい(失礼)ものもありますが、時代の流れにうまく乗っかっている証拠でもあります。末長い活躍を。

スハ43やオハ35といった国鉄旧型客車で構成された優等列車はリオストを造るにあたって最初に抱いた憧れの編成です。
357番も彼女たちを多めに織り交ぜた編成に……するつもりが、色々な国籍・形態が入り混じり、むしろ旧型客車の方が影薄くなってしまったような気もします^q^;

次はスハ43よりもっと古い世代の客車です。

南国出身・展望三等車の心――シルファ

357-12 シルファ

■「外の世界がこんなに楽しいなんて思わなかったよ!Intaresting!」

■シルファ・レモネード
大連界本線の管理局の一つ・レモネード管理局からシエルブリーク管理局に移籍してきたレモネード固有形式、CP830 26号の心。
地方局の余剰車を本線の起終点に近接する局に集約させて本線列車の輸送力増強を図るために行われた移動でシエリスに移動。本人の希望で357番編成に組み込まれることとなった。南国出身故か太陽のような明るい性格。初めて尽くしの本線通し運用を明るく乗り越えている。
台詞の最後に英単語を付けるのが口癖。

オルカ・ナナ・リエールとは同世代に当たるだけでなく、レモネード管内での長時間停車をきっかけにしてシエリス移籍前から親交があった。このことから彼女は357番編成への編入を希望した。
現在は、同世代4人で長時間停車の際に出掛けるなどよく一緒に行動している。

357-12 シルファ実車

■CP830形『シースルーカー』
全長:20.0m
全幅:2.9m
全高:4m

シルファを除けばレモネード局にのみ在籍する固有形式。
レモネード局管内の大連界本線は、レモネード諸島を橋でつないでおり南国ならではの眺望が魅力とされる区間である。その青い海や、宇宙のように輝く時空間の眺望を楽しめるように、屋根以外のほとんどの面をガラス張りとしたのがシースルーカーである。
化粧室・車掌室は普通の床となっているが、それ以外は塗装に見える部分もガラス張りとなっている。
外気との断熱など客車としての居住性は魔術によってカバーされている。

CP830形に始まったシースルーカーは、現在レモネード在籍の旧型客車がシースルーカーに転生するなどレモネード局とその近隣局で頻繁に見られるようになっている。
塗装はシルファの黄色の他青・赤などバリエーションがある。

今回の余剰車異動では本来レモネード局は対象外であったが、砂漠地帯や寒冷地など様々な気候を一手に抱える大連界本線にて居住性などの性能を試験する目的からシースルーカーが1両本線の大運転(ユネ~シエル=ストラトス間通し運用のこと)を扱う局に移籍することとなり、シルファが抜擢された。

緑基調の一般客車で構成された357番編成の中でかなり異彩を放っているが、初めてシースルーカーが乗り入れることとなった区間ではその構造が大きく注目され、『植物園』という愛称で呼ばれるようになった。


気付いたら新年も半ばですがひさびさのまどごや投稿です。今年もよろしくお願いします!
一発目はかなり長いこと放置してしまっていたシエリス357番編成全員紹介の続きです。

シルファはpixivブログ時代に一度紹介していますが、その時とは床下機器を取っ払うなど微妙にキャラデザを変更しています。元々編成には加えず道中で登場する子として描いた彼女ですが、色々なきっかけを経てレギュラー昇格させようとこじつけてみました。

彼女は車両ではなく心が先に浮かんだ子の一人です。
この子をキャラデザした当時のゲーセンに置かれていたセガプライズのフィギュア「Fruits Punch feat.okama」。
しかし、かわいいなーと思いながら筺体を眺めるもUFOキャッチャーの腕など持っちゃいません。

……ならオリキャラに着せればいっか^q^

というのがシースルーカーというトンデモ形式が登場した裏の裏事情です。

シースルーカーという発想自体は、国鉄山陰本線の旧線を観光鉄道に転換した嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車に連結される「ザ・リッチ」という車両から着想を得ました。
乗る人に体全体で自然を体感してもらうために側板・床板を吹きっ曝しにしたこの特別車のコンセプトが先の衣装デザインと結びついた結果がシースルーカーです。
120~130kmで走ることもある本線の車両なのでさすがに密閉式ですけどね!w

■357番編成全員紹介はこの先1週間2人を目標に進めて行こうと思います。
次はネット上では初公開のお方を。
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