October 2012

懐かしロードの軽快気動車。

ノスタルジック街道の軽快気動車

■「へぇー…何だか楽しそうなお仲間さんたちだね」

■しばらく間が開きましたが、その間地理学の実習で天浜線に行ってました。
いろんな方々に支えられ交通地理の調査ノウハウを得つつ、また一つお気にの路線を得た実習でした。

ということで、移動時にお世話になった天浜線メンバーのうち、TH2106号の子を描きました。性格やらは後ほど。…ちなみに、初めて乗ったのはこの子ではなく、現在1両だけとなってしまったTH3501号でした^q^ 何回マジでを連呼した事やら(

■国鉄型ディーゼルカーが行く田園風景もいいですが、LE-DC系やNDCの新系列形の子が軽やかにぶっぱなす田園風景も悪くは無いと、会って実感です´ω`*

父の如き職用車の心――サラ

357-7 サラ


■「まぁ、何かあったら何でも聞くといいさ。……は、オレの全長?はっ倒すぞコラ^q^」

■サラ・チェスカ 撫子に次ぐシエルブリーク357番編成メンバー、職用車(電源・暖房車)SsP390 513号の心。
一人称をオレとする男勝りな性格で、編成においては父親のような存在。
出身は世渡世界アルザスの東端、『太陽の街』チェスカだが、かなり早い時期にシエリスへ転属しており、こちらが故郷のようになっている。
実車の全長は他車より若干短い19mで、身長にも短さが反映されている。ただし、身長に関して言及すると怒る。

357-7 サラ実車


■SsP390形
全長:19m
全幅:2.9m
全高:3.8m

蒸気暖房用のスチームとサービス電源を他客車に提供するための車両。
形式記号のSは職用車、sは暖房車であることを示す。ボイラーと発電機のほか、時空間での事故などに備えて非常食などを収める業務用荷物室を有する。
暖房に関しては近年電気式、電源は機関車給電式が普及しつつあり、一部の仲間はボイラーや発電機を撤去して小手荷物室へと改造したり、大型の新世代車へと転生する例が見られる。

 ■モデルは、1988年に遠路パリから来日した「オリエントエクスプレス88」に連結され、日本一周の際も編成を共にしたNIOE(ノスタルジー・イスタンブール・オリエントエクスプレス)の荷物車D1286号です。 もっとも、用途やルックスはほぼオリジナルとなっています。

 蒸気機関車時代、客車の暖房は機関車から供給される蒸気によるものでした。しかし、電気機関車の登場で蒸気の供給元が絶たれるようになった際は、専用のボイラーを備えた「暖房車(用途記号:ヌ)」が機関車の次に連結されるようになりました。
しかし、電気暖房の登場や電気機関車にも蒸気発生装置(SG)を備えるようになったことで不要になり、1972年を最後に引退しています。

サービス電源に関しては発電機のみを備えた専用車(電源車)を連結する集中電源式と客車の一部床下に発電機を備える分散電源式があります。
定期で残る寝台特急「あけぼの」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」と急行「はまなす」の一部に使用の24系や「カシオペア」のE26系は集中電源式、はまなすの一部は分散電源式の14系が運用されています。

 357番編成において、車内電灯などの軽い電源は車両たちが持つ車軸発電で賄います(みな台車横に発電機を持ってます)が、これでは足りない電源をサラさんが供給しています。

そして、暖房に関しては今でも蒸気暖房が標準です。
サニルナが専属牽引機として仲間に加わるのは編成話の中盤(オルカ・ナナの登場から1年くらい)。それまでは区間ごとに機関車を付け替える方式で世渡を行います。ということで、電源車にボイラーを同時に備えてSGのない機関車が回ってきた際に備えています。

■次は専属乗務員たちが寝泊りする「乗務員控室車」。乗務員が区間でなく列車につく連界列車において、重要な人です。

ポッキーと三等車

ポッキーと三等車


■ナナ「ねえオルカ。……ポッキーゲーム、しよ」
  オルカ「何だか面白そうだね♪ どんなゲームなの?」
  ナナ「うん。オルカはこれくわえてて。私はそれを……」
  オルカ「んむっ!?(え…えぇー…!?ど、どどどどういう事なの。どうしちゃったのナナ……!?○□○;)」

■…はい。マイピクさんのポッキー絵を見てたら描かずにはいられなかった1シーンです^q^

■世間知らずでこの手の知識に乏しいオルカと何故かそっち方面に詳しいナナ。そんな妹に時折襲われる姉オルカでした。姉妹百合っていいよね☆(

世界を渡り歩いた郵便荷物車の心――撫子

357-6 撫子

■「…仕分け完了っと。さて、一つお茶でもしに行こうか」

■伊勢撫子 アイラに次ぐシエルブリーク357番編成メンバー、LOP560 645号の心。
出身は独立世界(世渡世界の対義語)の『日本』で、地方の亜幹線で活躍していた。
郵便と小手荷物輸送の廃止と共に運命を共にしようとしていた所をRSCRに導かれ(車両たちの間では『拉致』と呼ばれる)、現在に至る。
移籍の際に元形式とRSCR搬入の際に経由した地名を取って「スユニ・フルカ」という名前を貰い、現在は両方を名乗る。

移籍からの歳は30年足らずだが、出身世界では木造三等車からの転生を経験し通算年齢は70を越える。それ故穏やかで物静かな性格。しかしちょっとだけ腐女子。

357-6 撫子実車

■LOP560形
全長:20.0m
全高:4.02m
全幅:2.9m
荷重:郵便4t・荷物6t

ほぼ全車が独立世界出身という形式「60系」の向け郵便荷物合造(二種類以上の用途に合わせて車体を造る事)車。
老朽化の著しい木造客車を台枠(車体の土台部分)を利用して鋼製車体に転生させる計画の一環で改造された形式の一派で、撫子の場合は元木造三等客車。
転生前は全長17mであったため、同じく旧型木造客車の台枠を4等分し改造車に切り継ぐ手法で延長された(この場合、転生後の心には切り継ぎ台枠の持ち主であった心の記憶が同時に引き継がれる)。

元々主要幹線の一段階下に当たる亜幹線向けに用意された形式ゆえ、本線での郵便輸送をカバーするには若干の不足がある。このため、郵便物の量によっては荷物室に郵袋を持ちこむ事もある。

■かなり前にスユニさんとして紹介していますが、今回から旧名で紹介です。

今まで紹介した荷物車5人の受け持つ小手荷物輸送に加え、かつては鉄道による郵便の輸送も行われていました。中には車内で仕分けを行う便(取扱便)も存在し、そうした手順を踏んだ手紙には車内で消印(鉄郵印)が押されました。
しかし、こちらも飛行機や高速道路による輸送の台頭に押され、小手荷物輸送と同じように姿を消していきました。

リオストでは、小手荷物輸送と共に郵便輸送も盛んに現存し、多くの郵便車が活躍しています。
海外では郵便=黄色とされる事が多いようなのですが、この辺日本準拠としているので赤で、日本固有の〒マークも世渡世界では一般的に定着している設定です。
国鉄の場合、一部の郵便専用車を郵政省が保有していましたが、リオストの場合は世界的な郵便組織が一部メンバーを保有している形になりそうです。当然翼人郵便局を初めとした他の郵便輸送と盛んに連携されています。

■以上で郵便荷物車全6両の紹介が終わりました。
357番編成はこの後、業務用車(職用車)2両を経てオルカから旅客車へと続いていきます。
  • ライブドアブログ