双子の機関車

「三人なら何があってもへっちゃらだよね!」
「三人だけじゃないよ。…今は、編成のみんながいる」
「みんな大切な家族…なのデス!」

■超お久しぶりです。
この所、リオストや357番編成の話を本格的に動かすべく構想を練っています。というわけで、シエルブリーク357番編成のメンバー全員をまずは順に紹介していきましょう。
まずは機関車。以前ちらっと紹介したサウザンドクロス姉妹になります。
物語中盤から専属機として先頭に立つ(予定の)二人と+αです。

■サウザンドクロス計画
大連界本線はユネ~シエル=ストラトス間の全線が電化されてるが、その架線電圧は直流1500、3000V、交流20kv、25kvほかの50、60、16.7Hzのほかかつてはレールから電気を取り入れる第三軌条方式・直流750V区間も存在した。こうした雑多な規格のため区間ごとに機関車の交代を要し、規格の統一も様々な課題があってどの管理局も消極的であった。このため、これらの規格に対応(=通し運転が可能)し、かつ旅客から貨物まであらゆる列車の先頭に立てる機関車を用意。これにより輸送円滑化を図るという計画で、ストラトス総局が主導、総局の基にあった研究所などが集まって行われた。この計画に合わせて試作された申し子がLEL500形サウザンドクロス姉妹であった。
しかし、後述の要因から計画は中止に追い込まれ、二人はシエルブリークへと左遷されてしまう。こうした事情から移籍した二人だが、シエルブリーク局では家族として受け入れられ、これが二人を救う事になる。現在はシエルブリーク357番編成を専属牽引し、幸せな日々を送る。

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■LEL500形
全長:24.1m×2
全高:4.5m
全幅:3m
最高速度:160km/h
車軸配置:Co-Co+Co-Co
駆動方式:ツリカケ
制御方式:VVVFインバータ制御
付加魔力式電気機関車(動力の補助となる魔力を別途与える方式)

上記の通り、サウザンドクロス計画の試作機として製造された魔力式電気機関車。
あらゆる列車の先頭に立てるようその能力は20000tの貨物を勾配区間でも平坦区間と同様の余裕を持って牽引できる、過去の機関車とは桁外れの物となっている。
しかし、心であるサニーとルナにはこの高性能を引き出すために過剰すぎる魔力が与えられており、多少感情が乱れただけで制御不能の暴発事故を引き起こした。その後の試験過程で二人の体や髪に魔力を拘束する包帯を巻いたほか、万が一の暴発に備え、姉は妹の、妹は姉の回路を焼き切ることで制止する魔石を首に装着させ捨て身の安全装置とした(当然ながら、本人たちの動作により発動した事は無い)。それでも結果は好転せず、計画の中止に追い込まれている。

シエルブリーク局では、こうした辛い過去を『リセット』して思うように活躍してほしいという局長の願いから「新製配置」扱いで車籍を登録。二人はシエルブリーク姓を与えられ活躍している。

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■サニー・サウザンドクロス・シエルブリーク(右)
LEL500形1号機A車の心。
何事も考えるより先に体が動く行動派で、失敗しても気にしない明るい性格。妹ルナのフォローを受ける事もしばしばだが、時には姉として妹の身になることもある。
文字通り太陽のような性格であったが、試作機としてテストを受けていた頃は総局からの研究者より無理強いを受け、暴発事故も多くはサニーが引き起こしている。
移籍・専属機抜擢後は編成のメンバーや機関士たちの明るさに触れ持ち前の性格を製造時以上に発揮するようになった。

■ルナ・サウザンドクロス・シエルブリーク(中)
同じくB車の心。
まずは冷静に判断する頭脳派で、趣味は読書。明るさゆえにはっちゃけて暴走しがちな姉を制止する役目も担う。しかし、本当は優しい姉に甘えたい妹である。
試験機時代は心の弱い姉を同じく弱い心で懸命に支え続けた。しかしいつも最終的には崩れてしまっている。

専属機抜擢以降は同じ編成のメンバーに数人いる読書クラスタたちと読み合い一日を過ごすなどのびのびした旅を送る一方で、当初の頃と同じように姉のストッパーを果たし、振り回される毎日。でも、悪くは思わない。

暗い暗い境遇を乗り越え、ひと癖ふた癖もある客車たちを笑顔を持って導く姉妹である。

■コメット(右)
サニーとルナを専任する「電子精霊」。
連界鉄道史上最強の機関車を安全に運行するべく最先端技術をもって生成された精霊で、健気に二人を支えている。大好物は金平糖。

試験機時代、安全運行の要たる自分が主の暴発を止められなかった事に長らく引け目を感じていたが、移籍後二人を担当することになった機関士たちに諭され、自らを「ダメな精霊」としながらもその身を尽くしている。

■電子精霊とDF-Network
DF-Networkは、連界鉄道全線で採用されている総合運転管理・支援システムの事。
厳重なセキュリティに固められた広大な電子ネットワークによって信号・ポイントなどの管理、保安(ATS・ATCに相当)、果ては無線や座席のオンライン予約までを一手に司り、その情報デバイスとして魔術によって人工的に生成した電子精霊を用いる。DFはDigital Firlyの略である。

本来保安装置や無線などは別途の装備を要し、方式の違いで路線ごとの互換性が左右されるが、DF-Networkはデバイスとなる精霊を用意するだけで全ての機能が利用できる利点がある。

現在はNetworkの発動する圏内で運行中の車両に対するバリアシステムも開発され、ホームドアを一切使わずに人身・衝突などの事故を皆無とする事に成功している。

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■……やばい。やばいくらい長文になってしまった^q^; かなり鉄道用語乱発してますが、わかる範囲で読んでいただけたら幸いですw

電子精霊は、活動中はネットワーク内に入り、そこから運転台にスタフ(運転士用の時刻表)やその先の軌道状況をホログラムで表示します。スタフや電車でGO!にあった線路状況を映す画面などが浮いている風景を想像して頂けると多分分かりやすいです。

とまあこんな感じで、最後尾のアリエスさんまで順に紹介していこうと思います。
それではー