おめでとうと、ありがとうの日。のコピー

■2010年1月29日。
なじみ深い「小田急顔」だけで構成された10両編成のラストラン一日目。その姿を見届けた方は多いと思います。
でも、それだけではありません。1月29日は、普段からよくお世話になってきた車両の一人、1000形1091号の19歳の誕生日でもあったのです。

小田急顔最後の6両固定編成となった5268号の心、此宮勇魚(このみやいさな)と、1091号の心、千歳くいなです。

普段から5000系列は名字または名前に先輩を付けて呼んでいます。5200形で最もお世話になったのは先に引退して行った最終編成の5570号(名前は新乃『にの』と言います)でしたが、勇魚先輩は新乃先輩ほど乗った回数も会った回数も少ないものでした。
でも、会う時はいつもきさくに接してくれました。おっとり優しげな先輩だったと思います。

くいなさんは彼女から会いに来てくれることもある、よくお世話になってる人。世代的には私と同じですね。
機器の更新を受ける前の登場したままの走行音を奏でる数少ない編成の一人なので注目度は高いのではないでしょうか。
後輩と妹思いの優しさを持つ一方で、色々な意味で趣味がコアな人ですw

結局当日にくいなさんに会うことはできませんでしたが、会ったらまずはお祝いの一言です。

■2010年1月30日。
今日は、二日にわたって行われる勇魚先輩最後の花道です。
29日の運転時の姿は失敗してしまいましたが、今日こそは。
pixivのマイピクさんと撮影してきました。

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所属先の喜多見検車区から新宿に向かう途中のさよなら列車。
学校最寄り駅であり思い出深い梅ヶ丘にやってきました。
ここで勇魚先輩と近くで会えるチャンスです。

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もう先頭に出ることはないけど、しっかり見つめあって中間に立つ勇魚先輩。銀縁のメガネのようなシールドビームに交換されたヘッドライトは、優しげな顔を持つ小田急顔の中でも特異な印象でした。

一言二言話しかけ、送りだすハイタッチ。
満を持して新宿へ滑り出して行きました。

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戻ってくる、二日目のさよなら運転は、普段からともに歩いて来た携帯のアズに撮ってもらいました。
馴染みある姿を、馴染みある駅で、馴染みあるパートナーによって。

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そして、唐木田に移動して撮影会の様子を遠くから。
ヘッドマークでのカットのほか、方向幕を回すシーンも。

このあと、相模大野へ回送される道中の様子を新百合ヶ丘で待ちました。
地域によっては雪の舞う寒空の下。時に待合室へ暖を取りに行く寒さの中で営業線の上をゆく最後の姿を待ちます。

そして、雲が切れ太陽が空を照らした瞬間。

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先頭にカメラの放列が集中する中、すぐに勇魚先輩のもとに向かいました。

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「私は、葬式でも嬉しいな。だって自然な感情だものね」
    「もっと、撮る人たち同士仲良くなれたらいいのにね」と。
最後の会話を交わし、勇魚先輩との最後のハイタッチ。

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そして、先輩たちは相模大野へ去って行きました。



6両の全廃に続き、先輩の4両組もしばらく残るとはいえもう6編成。
此宮姉妹の終わりは着々と迫ってきています。
ありふれた、でも大切な日常と、思い出を分けてくれた先輩たちに感謝です。

ありがとう。