December 2010

清白軒の看板娘、笑みを届ける食堂車の心―スズシロ

スズさん pixiv投稿用

■「えへへー、レモネードで新鮮な海の幸いーっぱい仕入れたんだー♪ さーどうやって料理しようかなー?」

RP417形はCP510形から広まった軽量構造を採用し、寝台車中心の長距離列車向けに開発された食堂車。
車内中央をキッチンとカウンター席、そのほかの区画をテーブル席と窓側向きカウンター席とし、軽食の提供を前提としたいわゆる「ビュッフェ」車である。旧型三等車の台枠や一部機器から転生させた客車で、その出自は雑多。

軽食の提供を前提としているものの、スズシロは三等車から転生する時点で一部の設備を本格的な食堂車並みとして特別仕様のキッチンを持つ。

■10月末の「鉄娘でGO!」にて新刊として出した「シエルブリーク357番編成記録帳」から、二人いる食堂車の一人です。

リオ・ストラトス連界鉄道を初め、連界鉄道の多くの食堂車は極めて長距離を走行する中で旅行者の負担を抑えるためにすべてのメニューを無料とする規定を設定しています。
これは長時間停車時も有効なので、駅に停まっている間ホーム上のレストランとして地元客が利用、なんていうこともあるようです。

また、基本的なメニューのレシピは公式のものがあるものの、その車両の味付けは食堂車の心が決める慣わしがあり、一両一両違う食堂車の味を追う人もいるようです。

カウンターを中心としたスズさんはそのお客さんと明るく語らいながら、また楽しみながら料理を作り続けます。
少しでも旅が楽しくなるように。

異色のシースルー客車の心―シルファ

シルファ
■「ようこそレモネード諸島へ!うぇるかむうぇるかむー」
シルファ・レモネード

南海の諸島を橋で渡した大連界本線経由地の一つ、レモネード諸島の管理局に所属する三等車CP630 25号の心。レモネードとその周辺にしか所属しない固有開発の客車で、運用もレモネード周辺の区間列車に限られているためいつかは本線の長距離列車に連結されたいと思っている。性格は誰でも隔てなく明るい性格で、暇さえあればレモネードの案内について回るテンションの高い子。

シルファ実車


レモネード管理局が開発・製造した固有型客車であるCP630形は、レモネード諸島の青い海や宇宙のように輝く時空の海で眺望を楽しめるように屋根以外のほとんどの面をガラス張りとした客車。化粧室や車掌室などはさすがに普通の床となっているが、それ以外は塗装に見える部分もガラス張り。断熱など客車としての居住性は心が装備する魔法具(首飾り)によっている。

異色のガラス張り客車は他管理局からはシースルーカーと呼ばれ、レモネード内においては旧世代の転生車がこの形態で車体更新するなど広がりを見せているが、特殊な車両のためレモネード以外の管理局にはあまり広まっていない。

■357番編成のキャラではありませんが、旅先で出会う客車っこの一人として描いた子です。
ゲーセンに並んでいるのを見てかわいい衣装だなーと思いながら眺めてたこれを基にキャラデザしました。心を先にデザインしてから車両をデザインしたいわば逆擬人化です。

あまり露出の多い子は描かないですが、たまには・・・w

芽吹いたばかりの後継者

みつば

■「これから、よろしくお願いしますね」
六条みつば
東京メトロ千代田線で主力として活躍してきた6000系の後継者として登場した新型車両16000系第三編成、16003号に宿った機械の心。
しっかり者でおしゃれ好き。

■初めてそのデザインが発表された時はどうも違和感を禁じ得なかった16000系ですが、実際に出て来た彼女たちは目新しさだけでなく、かっこよさと滑らかなかわいらしさを兼ね備えた頼もしい後継者でした。
おかげで通学時、多摩急行に乗るのがちょっとだけ楽しみに。

みつばに一度乗っただけでまだまだ乗る機会は少ない彼女たちですが、これから付き合ってゆくうちに色々わかるはず。だから、プロフィールは短めです。

さあ、今千代田線が一番楽しい時期に入りましたよ!
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