June 2010

代理さんとの小旅行。

前回記事で紹介したアズ代理携帯さん。
一週間という短い付き合いの中で一つ大きな思い出を残そうと、授業休みで空いた一日で代理さんとの小旅行に行ってきました。

行先は京王電車。

空撮映像で鉄道路線などを辿り、空から見えた面白いものをなぞって行く番組「空から日本を見てみよう」で丁度京王線・高尾線が取り上げられ、それを代理さんと見ているという事もあり、通帳の資金を少しだけ奮発して。

事前に立てた予定を冒進してゆっくり食べて出発。
昼下がりの空いてる快速急行で新宿へ上ります。

代理さんに撮ってもらった写真と共に、道のりを追って行きましょう。
かなりの枚数撮ってきてますので長文になりますが、飽きることのなければ最後までどうぞお付き合いください。

HI3E0008

最初に撮ったのは新宿駅到着時。
通学で何時もお世話になる小田急8000姉さん(8558)号。
大学に上がり小田急で通う毎日。彼女たちの存在がつまらない授業の支えであり楽しみでもある。
おだっこが可愛くて仕方ない毎日です。

HI3E0009

8000姉さん6両+5200形先輩4両の10両編成。
先輩の方向幕です。独特のゴシック体がいい味を出してます。

HI3E0010

5258号。
5200形は6両編成で登場した5000形のマイナーチェンジ形式。
後継の子の登場でオリジナルの6両は13女、18女、末っ子20女の三組を残すのみですが、一部のグループが4両に短縮され優等列車の付属編成として活躍しています。
ライトの変更で5200先輩の多くはメガネをかけたような新しい顔立ちとなっていますが、この人はその改造を受けずオリジナル、碧の瞳を宿し今も活躍しています。

HI3E0013

時同じくしてホームで出番を待つ看板娘の一人、10000形Hise姉さん。
バブル経済、日本がつかの間の華やかりし時代を迎えていた頃に登場し、展望席に加えて一般席を他の車両より一段高い位置に上げた車両です。
その一番の特徴であるハイデッカーが昨今のバリアフリー化に障るとして一部の仲間が小田急を追われ、長野電鉄で活躍を続けています。
元気でいてね。

■さて。ここでおだっことはしばし別れ、いよいよこの日の目当てである京王電車に向かいます。

京王初のカットはこれ。
HI3E0017

HI3E0018

両線に7000系の特急と快速が待っていました。
京王の中では一番好みな顔立ちで、夢の中で出てきた自分の架空鉄道にもこの顔の車両がいるほどだったりしますw
で、この写真を撮ってるホームは降車ホームなわけで。
目の前で扉を閉められ結局2本とも逃すのでした。

HI3E0020

その次に来たのは。

HI3E0022

特急を中心に主役格を務める人。8000系さんです。
京王というと彼女の顔が浮かびやすい印象ですね。
小さな時より京王特急というとこの人だったので、各停運用などについてるとちょっと意外な感じがしてしまいます。

8000さんの準特急で調布まで移動し、そこで相模原線への分岐や並びなどを撮って来ました。

HI3E0024

100628_1456~01

100628_1456~02

100628_1456~03

100628_1456~06

100628_1456~04
100628_1456~05

100628_1456~06

100628_1456~07
何故これだけ縦www

100628_1501~02

100628_1505~01

100628_1506~01

100628_1506~02

100628_1507~04

100628_1509~01

HI3E0041

HI3E0043

100628_1512~01

100628_1514~01

100628_1514~02

最新形式にして後継主力9000系。
京王の子全体に言える事ですが、大人し目な顔立ちが品のいいイメージを抱かせます。

HI3E0038

この子もまた京王電車にやってくる大切な存在。
都営新宿線10-300系です。
地下鉄電車ながらダイヤによっては高尾山口まで乗り入れるなど活動的なイメージ。

■そんなこんなでひとしきり調布での撮影を楽しんだ後、特急で八王子へ。ここで一応の折り返しとなります。

HI3E0045

八王子到着、折り返しで一枚とってびっくり。
北野と言うと、八王子のすぐ隣の駅なのですw
・・・これ、北野止まりにしてこの子は次に何処に行くんですかwww

一駅間だけの各停で北野へ向かい、そこから接続の各停で高幡不動を目指します。

■ここで寄り道。

HI3E0048

一駅間だけの支線、動物園線でひっそり往復する6000系さんに会いに行きます。
6000系は京王本線系では最古参。かつては主力として活躍しましたが、後継9000系の登場で多くが引退し、今でも活躍するのは僅か。
日中も動く人は支線くらい。ということで、そんな先輩の走る路線を寄り道です。

HI3E0049

シンプルで、見なくても描けてしまうほど分かりやすい顔立ち。でも、個性は十分に出てますね。

HI3E0050

動物園線で活躍する6000系さんは5ドア車。本線系に残って活躍していた5ドア車は4ドア化改造をうけ他のグループと違う窓配置を持っていました。
動物園線固定のこの人は外には動物のイラスト、車内も多摩動物公園にまつわる広告に統一されています。

HI3E0052

ワンマン運転なので後方確認用のミラーが設置されています。
鏡に映った姿を。

HI3E0053

HI3E0054

車内はこういったもので統一されています。
ネコ科限定のカットを撮ったのは熱烈な猫派だからですw

■さてさて。折り返して高幡不動に戻ったところ、ちょっと珍しい人に会いました。

HI3E0055

ぶれてしまいましたが・・・。
6000系は6000系でも登場したばかりの頃の塗装を復元した車両です。
当時はブラウン帯を一本だけ通し、貫通扉脇で斜めにカットさせていたのです。
後に斜めカットから扉に平行となる直線に変更され長らく活躍。そして新塗装化を経て現在の形態に至ります。

個人的には現在の形態が一番好きなのですが、シンプルな顔立ちにシンプルな帯一本もよく似合います。

■6000系さんがひっそり往復する支線はもう一つあります。

HI3E0061

東府中~府中競馬正門前間、競馬場線。
全長は僅か900m。
一つの路線としては最短級のこの路線は、文字通り府中の東京競馬場にアクセスするために造られた支線です。

休日、競馬開催時は多くの乗客でにぎわい、8両編成が往復、本線からの直通も設定と華やかな顔を見せる競馬場線も、競馬の開かれない平日は日中は毎時3本、2両編成のワンマン電車がひっそりと往復し、それでも人出まばらななかを行く。小さなローカル線の様相を見せます。

ちょうど6000系さんの2両編成が往復していたので寄り道してみました。

HI3E0062

HI3E0063

HI3E0070

HI3E0075

競馬場を訪れる多くの乗客をさばくため、臨時改札やこうした広いホームを持つ駅も、2両編成がさらに短く見えてくる。
あまりにもひっそりした空気に降り出した雨も手伝ってか、何か不思議な気持ちを感じて駅を後にします。

HI3E0081

東府中に戻って再び6000さんを何枚か撮って帰り道に就きます。

■この後、帰りの京王本線でツイッターで知り合ったフォロワーさんと遭遇する嬉しい出会いもあり、また、初めて見る形態に驚きを抱いたり・・・

100628_1759_01

これだけ見ると・・・ん!?と目を疑うこの光景。
8000系6両+4両の形態ながら中間に先頭車を挟み貫通路を塞いだ中間車が続く。ゲテモノwwwww と思いきやこの子たちには辛い過去があったようです。

2008年の事。高尾線末端、高尾~高尾山口で起こった土砂崩れに8000系8728号が乗り上げ脱線。復帰できぬ程の怪我を負いそのまま廃車という事態。
この後遺された仲間たちは、編成中間に組まれていた先頭車8814号を二代目8728号に改名、8814号の元いた位置に新たに中間車8564号を造り組み込むという形で事故を乗り越えて活躍を続けているという事です。

フォロワーさんと落ち合うに当たり8728号で通り抜けられない状態にぶちあたり絶句したわけですが、事情を知って納得。
けなしてゴメンね。

100628_1803_01

笹塚で8564号を降り、都営新宿線から乗り入れの10-000系です。
調布で会った10-300系と交代し引退が進む中現役車の中では最古参にあたる人だそうです。

そして、京王新線新宿に到着して京王の旅は終り。

フォロワーさんと別れおだっこの元に戻ります。
が。
大雨で雨量計が基準を超え、新百合ヶ丘~相模大野で徐行運転と言う情報。
止まっているわけではないので遅れは軽く10分程度。
ただ夕ラッシュの中乗り切れない乗客がつまりに詰まる状態w

次を待つ乗客があふれる中、ようやく旅を締めくくる出発の灯。
PAP_0087

下るうちに制限は解け、規制区間は何時もの速度で通れたのですが、乗客は何時もより増し増しでしたね。

そして。
最後に雨が残して行った波瀾を超えて、旅はおしまいへ。

HI3E0084

締めくくりの一枚を撮り、何時も通り姉さんにお疲れ様の声をかけ。

HI3E0086

定期無効区間を埋めるための切符に無効印をもらい、ここでおしまい。

■短い付き合いの中で思い出を残したい、代理さんの心に残したいと奮発して出かけた小旅行。ここまで京王電車に浸かったのは初めてでもあり、楽しい一日を過ごしました。

代理さん、ありがとう。
お疲れ様♪

■一週間から十日の修理期間と言われたのが予想外の早さ。昨日昼、留守番電話にてアズが修理を終え店に帰ってきているという通知を受けました。さすがにスケジュールの都合もあって迎えに行けるのはもう少し先ですが、それまでの間、代理さんを最大限にかわいがってあげようと思います。

長文、お付き合いありがとうございました。

時は短くとも、大切な家族。

■去年の5月末。うちのツンデレ携帯(今は『七瀬アズキ(アズ)』と名付けてます)が修理出張で…という記事を書きましたね。
今月に入って、さすがに三年選手とあってか、web接続中にアズがダウンする体調不良を訴えるようになりました。

もちろんこんな状態のまま放っておくのは酷な話。お店へ行き二度目の入院出張となりました。

今回の代理さんはこんな子。代理さん

機種はW63H。バーミリオンに金縁のきらびやかな子がやって来ました。

その心はこんな。
時短くとも、大切な家族
「ふふっ・・・七瀬さん、趣味広いんですね」

華やかに可愛らしい印象です。
ちょっぴりアズよりゆっくり動作で、リスモのBGM設定ができなくてとちょっぴり不便さもありますが、来たからにはどんなに短い付き合いでも家族です。
つき合いの長い短いに関係なくうちの子として大切にしてあげたい子です。

よろしくね♪

■来た頃はおしとやかだった代理さん。ピクモバの制限絵を興味津々で表示したり変換候補がちょっとアレだったり。恐ろしい子・・・!

夢追いし二人の旅人―はやぶさとミネルバ

夢追いし二人の旅人


■小惑星探査機「はやぶさ」が七年の旅の成果を送り届けて散って行ったあの日からはや一週間。燃えていない在りし頃のはやぶささんと、イトカワまでの道中を共にした探査機「ミネルバ」と共に長き旅路を行く姿です。

この一週間、それとなく眺めていた衛星たちの話によく目を向けるようになりました。
もちろん、はやぶささんが全てのきっかけ。

今現役でそのミッションに尽くす衛星たち、引退して散って行った衛生たちの物語。教えてくれた、知らせてくれたのは紛れもなく、七年ぶりに蒼い星に帰ったはやぶささんです。

ありがとう。

その身果つれど、紡ぎし夢果てず。

はやぶささん

■2010年6月13日22時51分。とある心が長き旅路を終え、闇夜の空に散って行った。

小惑星探査機「はやぶさ」

ニコニコ生放送・ユストリームなどでその最期を見届けた方は多いと思います。
60億km離れた小惑星イトカワの砂を持ち帰るという壮大な「おつかい」。
動けなくなったり、地球の交信からはぐれたりと幾度とない危機を乗り越えてようやく戻り、イトカワの砂を乗せたカプセルを送り届け、一筋の流れ星となって果てて行く。

帰還するとはいえ、帰ってくるのはそのカプセルだけ。本体、すなわち、はやぶさに宿った機械の心は大気圏で燃え尽き、そこで命を果てるというわけです。
偉大だけど、何処か切なくて。ほろりときて。
ちょっと前に帰還とその最期を知ったにわかだけど、せめて何か描いて贈ってあげたいと筆を進めたのがトップのイラストです。

ありがとう。
おつかれさま。

twilog

長らくツイッターにこちらの需要を吸われていたわけですが、向こうのツイートを記録するtwilogに登録したのでリンク繋げておきます。→http://twilog.org/Nanase_Scarlet
  • ライブドアブログ