357-7 サラ


■「まぁ、何かあったら何でも聞くといいさ。……は、オレの全長?はっ倒すぞコラ^q^」

■サラ・チェスカ 撫子に次ぐシエルブリーク357番編成メンバー、職用車(電源・暖房車)SsP390 513号の心。
一人称をオレとする男勝りな性格で、編成においては父親のような存在。
出身は世渡世界アルザスの東端、『太陽の街』チェスカだが、かなり早い時期にシエリスへ転属しており、こちらが故郷のようになっている。
実車の全長は他車より若干短い19mで、身長にも短さが反映されている。ただし、身長に関して言及すると怒る。

357-7 サラ実車


■SsP390形
全長:19m
全幅:2.9m
全高:3.8m

蒸気暖房用のスチームとサービス電源を他客車に提供するための車両。
形式記号のSは職用車、sは暖房車であることを示す。ボイラーと発電機のほか、時空間での事故などに備えて非常食などを収める業務用荷物室を有する。
暖房に関しては近年電気式、電源は機関車給電式が普及しつつあり、一部の仲間はボイラーや発電機を撤去して小手荷物室へと改造したり、大型の新世代車へと転生する例が見られる。

 ■モデルは、1988年に遠路パリから来日した「オリエントエクスプレス88」に連結され、日本一周の際も編成を共にしたNIOE(ノスタルジー・イスタンブール・オリエントエクスプレス)の荷物車D1286号です。 もっとも、用途やルックスはほぼオリジナルとなっています。

 蒸気機関車時代、客車の暖房は機関車から供給される蒸気によるものでした。しかし、電気機関車の登場で蒸気の供給元が絶たれるようになった際は、専用のボイラーを備えた「暖房車(用途記号:ヌ)」が機関車の次に連結されるようになりました。
しかし、電気暖房の登場や電気機関車にも蒸気発生装置(SG)を備えるようになったことで不要になり、1972年を最後に引退しています。

サービス電源に関しては発電機のみを備えた専用車(電源車)を連結する集中電源式と客車の一部床下に発電機を備える分散電源式があります。
定期で残る寝台特急「あけぼの」「トワイライトエクスプレス」「北斗星」と急行「はまなす」の一部に使用の24系や「カシオペア」のE26系は集中電源式、はまなすの一部は分散電源式の14系が運用されています。

 357番編成において、車内電灯などの軽い電源は車両たちが持つ車軸発電で賄います(みな台車横に発電機を持ってます)が、これでは足りない電源をサラさんが供給しています。

そして、暖房に関しては今でも蒸気暖房が標準です。
サニルナが専属牽引機として仲間に加わるのは編成話の中盤(オルカ・ナナの登場から1年くらい)。それまでは区間ごとに機関車を付け替える方式で世渡を行います。ということで、電源車にボイラーを同時に備えてSGのない機関車が回ってきた際に備えています。

■次は専属乗務員たちが寝泊りする「乗務員控室車」。乗務員が区間でなく列車につく連界列車において、重要な人です。